【予備試験受験生向け】また短答で落ちた 短答4回不合格からの逆転
過去問では点数が取れるのに本番で合格点を超えない
予備試験で不合格になって悲しい思いをしたことはありますか?
1回2回の不合格は、まだまだ序の口です。
下記の結果を見てください。
2013年(大学4年時)→不合格(短答落ち)
2014年(社会人1年目)→不合格(論文落ち)
2015年(社会人2年目)→不合格(短答落ち)
2016年(社会人3年目)→不合格(短答落ち)
2017年(社会人4年目)→不合格(短答落ち)
2018年(社会人5年目)→予備試験最終合格
筆者の戦績です。
散々でしたね。
危なかったですね。
よく諦めずに頑張りましたね。
才能ないですね。
当時の自分に行ってあげたいと思います。
短答の不合格は計4回です。
もう目も当てられない状況です。
もちろん勉強は頑張ってしていましたし、過去問演習もしていました。
過去問を解いていれば、コンスタントに80%以上の正答率になっていました。
「今年こそは大丈夫・・・」
と自分に言い聞かせて受験してまた不合格になる辛さ。
出口は一向に見えてきませんでした。
「過去問さえやっておけば短答は受かる」
という合格者の助言に従っていましたが、どうしても結果が付いてこない。
私はほぼほぼ諦めモードに入っていました。
「最後の悪あがき」として取り組んだこと
予備試験という最終合格率約3%の難関試験に挑んでいた私は、自分が大事なことを忘れていることに気付いてませんでした。
それは・・・。
「周りと比べて地頭がよくない」
ことです。
ご存じの通り、予備試験や司法試験を受験する人たちは、試験強者ばかりです。
「基礎さえ身につけば合格」とか、「計画的に勉強すれば合格」とか、言われることもありますが、私からすれば埋めようのない「才能の差」がありました。
そんな当たり前のことを忘れてしまっていたのですね。
それに気づいてしまった私は、いよいよ諦めモード全開です。
ほんの少しだけ「あと一回だけチャレンジしてみようかな・・・」という気持ちを残しつつ。
なぜあと一回だけチャレンジしてみようと思ったのかはわかりません。
短答すら受かっていないわけですから、論文に合格するという自信もさらさらありませんでした。
ただ、何となく「あと一回だけ」と思っていました。
その最後の1回にかけるにあたって自分の中で決めたことがありました。
「基礎基本にこだわる」ということです。
予備試験合格に向けてそれが大事だと強く思っていたわけではありません。
その大事さを認識するのは、のちの話です。
そんな決意を持ったのは、自分にできることはこれくらいだろうと思ったからです。
もはや「悪あがき」だと思っているので、落ちてもともとです。
出来ることをやって落ちるなら仕方がない、と腹をくくって、最後の望みをかけたわけです。
逆転劇、始まる。
「基礎基本にこだわる」という決意の下、参加したゼミがありました。
そこで学んだことは、ただ一つ「条文を大切にする」ということです。
当たり前すぎて笑われるかもしれませんが、自分にできることはこの程度です。
たくさんの判例を覚えることや難しい法律論を理解することは、無理です(と思っていました)。
ゼミを終えたのが、秋頃です。
そこから、自分なりに過去問を解きなおしてみたのですが。
日々理解が深まっていくのを感じました。
教科書の記述、問題集の解説が「読み込める」ようになりました。
「わからない」を自分で解消していけるようになりました。
自分で考えられるようになったので法律学習が「楽しく」なりました。
全ては「条文」という重要なピースに気付いたからです。
法律学において「条文」は基本中の基本です。
そんなことはわかっていたつもりだったのですが、それが「つもり」だったことは、短答4回不合格の成績が物語っています。
予備試験でつまづいている人は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
同じ目に遭わせないように、私自身も努力していきたいと思います。
(逆転劇の立役者となった「法学の基礎基本」を詰め込みました)
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