予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

法への興味(1)

法を学ぶって単純に楽しい

さて、今回は、何を書こうか考えていたのですが、シンプルに「法を学ぶって楽しいよね」という私の思いを書きます。
このシンプルな思いって、結構大事だと思います。
受験勉強で挫けそうになったとき、一番支えになる気がします。

法律系の資格試験を勉強していくと、だんだん、苦痛なことが増えていくんですよね。
暗記すべきものが増えたときとか、何言っているかよくわからない判例や学説を延々読まないといけないときとか。
そんな時、「弁護士になりたい」「行政書士になりたい」みたいな目標を心の支えにする人が多いと思います。
それ自体は、間違っていないと思います。
でも、目標さえあれば頑張れる、というのは、私は少々納得できません。
自分で意識的に作った目標は、諦めることで手放すことも簡単だと思うからです。
「もう無理」と思えば、そこで終わりです。
また、壮大な目標であればあるほど夢の中でどこか気持ちよくなっているだけのような状態になることもしばしばです。
こんなときは、頑張っているようでいて、実は頑張っているつもりになっているだけのような気がします。
表向きかっこついている理由付けは、意外と中身空っぽなこと多くないですか?

私は、目標を掲げると同時に「法っておもしろいよね」「法を学ぶって楽しいよね」というポイントをいつも探しています。
受験勉強を続けていてもなかなかいい結果が出ない。
でも、自分が好きなこと、楽しいと思うことをやっている。
だから、今日も法を学んでいる。
そんな毎日がいつか自分を合格に導いてくれたら、いいじゃないですか?
少し軽く考えすぎですか?

でも、つらい・苦しいという思いをしながら、歯を食いしばっていなければ結果はでないのでしょうか。
もちろん、頑張ることは大切だと思いますが、頑張ることとつらい・苦しいことは、イコールではないはずです。
予備試験・司法試験の合格を目指すことにも、日々の受験勉強にも共通して言えることがあると思います。
物事の本質を見抜かないといけません。
予備試験・司法試験に合格するために必要な知識や能力を身に着ければ、勝手に合格するんです。
それを身に付ける過程で、「目標を持たないと」とか、「歯を食いしばって頑張らないと」とか思う必要ないのです。

私は、もともと「弁護士ってすごい」「法ってすごい」というピュアな思いから法の世界に飛び込みました。
これは、以前のブログに書いた通りです。
abproject.hatenablog.jp
しかし、受験勉強を続けるうち、この気持ちを忘れ、「予備試験・司法試験に合格するんだ」という結果にばかりとらわれていました。
だんだん、苦しくなり、受験勉強も進まなくなりました。
元メジャーリーガーのイチローさんや将棋棋士羽生善治さんら、を見ているとよくわかりますよね。
自分のしていること自体に興味を持ち、探求することが頑張り続けるためのエッセンスではないでしょうか。
それに気づくのは、私が予備試験に合格する前年の夏、予備試験3回目の不合格のときでした。