法学に興味を持ったきっかけ
さて、これから予備試験・司法試験など法律系の資格の取得を目指す方のみならず、法学に興味のある全ての方に向けて私がこれまで感じてきたことや日々考えていることを発信したく思います。
が、本題に入る前に私の自己紹介を兼ね、私が法律に興味をもつきっかけとなった出来事につい書きたいと思います。
私が初めて法律に興味を持ったのは、高校2年生の夏のことでした。高校の企画でインターンシップに行くことになったのですが、その行き先が、愛知県名古屋市内にある某弁護士事務所でした。
インターンシップでは、書面作成のお手伝いや裁判傍聴等を経験させていただき、非常に有意義な時間となりました。私がインターンシップを行っている傍らでは、難関の国家試験である司法試験を突破した弁護士の方々、それを支えるパラリーガルの方々が充実した表情でお仕事されていました。
私はそんな環境の中で初めて法律に関わる仕事を目の当たりにし、「弁護士ってかっこいいなぁ」「自分もこんな風になりたいなぁ」と思ったわけです。。。
それが法律を勉強してみようかなと興味を持ったきっかけです。。。
というのは嘘です(汗。すいません。)。弁護士の先生がカッコよく見えたのは確かです。ただ、そのカッコよさを認識したのは、弁護士が作成した文書を読んだのがきっかけです。
個人情報等は伏せられており、また、事件の内容も今となってはあまり記憶に残っていません。しかし、一つ一つの文章の理路整然さ、主張構造の分かりやすさが、法律知識をほぼ持っていない当時高校生の私にもとてつもなく大きな衝撃を与えたことは、今も強く心に残っています。
「こんなすごい文書を作ることができる人=弁護士」と思った単純な思考回路の私は、「弁護士になる!!」と決意したのでした。これが私の法律への興味のきっかけとなった出来事です。
「なんだそれだけか…」と思われる方もいるかもしれません。私はここには法学において非常に重要なポイントがあると思っています。(重大だと自分的に感じているだけですが…)。
そもそも、法律知識を持たない一高校生ですから、法律的に何が書かれているかよくわかっていません。それでもその文書の明確なメッセージを感じとり、感動したわけです。
この時、私が無意識に感じ、感動していた「美しさ」のようなものは、今、私の法学に対する考え方の礎になっているものだと思います。
残念ながらさほど優秀でない私が予備試験・司法試験を突破するために身につけた法学のエッセンスを今後も皆さんにお伝えします!