予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

予備試験・司法試験受験生が行政書士試験を受けるべき3つの理由

資格取得は登山と同じ。段階を踏んで、目標点を目指しましょう。

予備試験・司法試験受験生の方、そして、これからロースクールに進もうとしている方にも、ぜひ行政書士試験を受験して頂きたいと思っています。

もちろん、記念受験ではなく、「合格」を狙ってください。

 

その理由は、3つです。

 

①試験科目がかぶる

行政書士試験の法令科目は、基礎法学、憲法行政法民法、商法・会社法です。

基礎法学は、法学徒の常識問題としてさておき、「憲法行政法民法、商法・会社法」は、司法試験や予備試験でも避けては通れません。

予備試験・司法試験挑戦の手始めにもってこいの構成となっています。

 

②多角的に学ぶ機会になる

様々な法律系資格試験を見るとわかるのですが、同じ科目でも各試験によって問われる角度が違います。

それを「難易度の違い」と一括りに論じてしまうのは勿体ないと思います。

学んだ知識を異なる角度から見直すことは、深い理解を得るために不可欠です。

様々な資格試験に挑戦することは、その機会を得るまたとない機会になるのです。

 

そういった意味では、宅建司法書士試験もいい題材になると思いますが、もっとも無駄がないのは、上記の通り、行政書士試験なのです。

 

③将来のリスクマネジメント

ここが最も重要だと思っています。

多くの司法試験・予備試験受験生は、「合格」することをイメージしてばかりで、自分が「不合格」になったときのシュミレーションが出来ていません。

しかし、現に「司法試験に五回落ちる」「予備試験にいつまでも受からない」というケースは、毎年発生しているのです。

 

予備校では、「合格できる!」と誘いつつ、ある程度不合格が続くと「志望先を変えた方がいい・・・」という案内に移行することが少なくないようです。

私の知人も司法制度改革の波に乗ろうとロースクールに進みましたが、結局司法試験に合格出来ず、「法律系の資格を何ら取得しないまま30代後半になってしまった」と嘆いていました。

 

言うまでもなく、予備試験・司法試験は超難関試験です。

難易度・合格率に変動があっても、「一生受からない人生」が発生する可能性は、常に存在しています。

そして、合格させるため、合格した後に手を差し伸べてくれる人は多くいても、「不合格になった後に手を差し伸べてくれる人」は、多くありません。

最悪の事態になった時に自分の身を守るのは自分しかいません。

余裕のあるうちに行政書士試験に合格しておくことを強くお勧めします。

もちろん、合格しているのことが将来の足かせになることは、全くありません。

 

かくいう私は、運よく学部時代に行政書士試験に合格していたので、その後の進路選択でも「最悪、行政書士(注:目標は、あくまで司法試験だったので)」という気持ちで、不安を持つことなくロー入試や予備試験・司法試験に挑戦していけました。

 

最後に。

行政書士試験に合格できないというレベルでは、正直なところ、予備試験・司法試験合格を現実的な目標としてとらえることは難しいでしょう。

そういった意味では、予備試験・司法試験挑戦への試金石とも言えるかもしれません。

 

行政書士試験を受験する理由は人それぞれだと思います。

でも、受験すること自体は、絶対的におススメです。