予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

予備試験・司法試験に合格する秘訣 合格者にアドバイスを求めることは有益か?

合格の秘訣は知るものではなく、気づくもの

ここ数日法律知識に関する内容から離れていますが、それも今日で一区切りにします。

明日からは「法的なものの見方・考え方」と題して、法全般に共通する理論構成の仕方や視点の置き方について見ていきたいと思います。

さて、今回は、巷でよく言われる「合格の秘訣は合格者に聞くのがいい!」的なアドバイスについて思うことを書きたいと思います。

 

まず当然の話ですが、予備試験・司法試験に合格した人か、予備試験・司法試験に合格していない人か、で比べれば合格した人の方が間違いなく成功体験やノウハウの蓄積があるはずですから、合格していない人よりは合格した人に話を聞いた方が学ぶことは多いと思います。

ですから、合格者に合格の秘訣を聞くことは、一利以上の価値があると思います。

ただ、絶対に忘れていけないと思うことがあります。

それは、情報は自分が受け入れられるもの以外、自分にとって意味をなさないということです。

 

例えば、予備試験・司法試験のあてはめが苦手だとしてその克服法をアドバイスされたとしても、あなたがそれを十分に活用できない場合があります。

そもそも、根底にある能力や知識に差がある場合があるからです。

これでは、せっかくのアドバイスも意味がないですよね。

合格者の皆さんも皆、千差万別の人生を歩んでおり、合格までに実践したことが全く同じという人は、一人もいないはずです。

つまり、苦手を克服する方法・合格へのアプローチは、一つではありません。

合格者のアドバイスも数多ある答えの中の一つという程度にとどめて、自分に合うものをうまくカスタマイズしていく必要性があると思います。

 

他人からのアドバイスに対して、私自身が実践していたことを少しご紹介します。

私は、合格者と不合格者の両方から話を聞いた上で、共通点・相違点を意識して整理するようにしました。

共通点は、全受験生が求めている当然に必要な知識・能力を示唆してくれました。

一方、相違点は、合格者だけが意識している予備試験・司法試験の急所みたいなものを示唆してくれました。

立場の異なる人から話を聞くことで初めて明らかになることは、実際によくあることですよね。

特に相違点を分析していくと、一見わずかな違いが結果的に大きな違いをもたらしていることもあると気づくことが多々ありました。

 

当ブログで書いていることには、詳細な知識よりも視点・考え方が多いように感じられるかもしれませんが、それも上記の気づきに基づいています。

一言で言ってしまえば、合格者と不合格者では、同じ文章を見ても脳の働き方が違うのです。

それは、才能というものではなく、気づき訓練することで養えるものだと思います。

才能の有無にかかわらず、コツコツ勉強することで自分を高めていけることも、法学という学問の良さだと、私は思っています。

ぜひ、当ブログをたくさん読んでいただき、予備試験・司法試験に合格する秘訣にご自身で気づいていただければ、幸いです。