予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

凡人が予備試験に受かる戦略 法学基礎力にこだわる学習法

※下記のブログは読んでもらえましたか?この戦略を基に法律学習の方針を決めています。

法学基礎力向上戦略 本当に実力を伸ばしたい方へ

・法学基礎力とはなにか?法学基礎力とは、「法律の基本的な知識(要件効果・趣旨・定義)に基づいて法律論を組み立てられる能力」のことだと考えています。よって、法律学習において「基礎を固める」という場合、要件効果・趣旨・定義を正確に暗記する(インプット)こととそれに基づいて考える訓練をする(アウトプット)ことが要になります。・伸び悩みの原因「当たり前のこと」だと思われるかもしれませんが、現実にはこれが出来ていない受験生や法学部生、ロー生が大半であります。だから、伸び悩むのです。判例のインプットが足りないとか、演習不足とか、能力が低いとか、色々な言い訳を聞きます。確かに、表面的にはそのような点が強調されているかもしれません。しかし、私自身がこれまで数々の添削指導を通じて感じたことは、「原因はもっと根本的な部分にある」ということです。「『当たり前のこと』を当たり前にする意識」が足りていないのです。別の言い方をすれば、それを「知らない」のです。教えてもらっていないのですから、当然かもしれません。「要件効果・趣旨・定義が大事!」とは言われても、「それがどう大事なのか?」を経験させてもらえていないのであれば、知らないのと同じです。難しい判例、ややこしい法制度に骨が折れる経験は法律学習者なら誰もが経験するところだと思います。しかし、そこでつまづくのは、それ以前の部分でつまづいているからです。「『当たり前のこと』を当たり前にする意識」が根付いていれば、少しずつでも理解は進んでいきます。法学とはそういう分野です。法律は、本来一般国民のために設けられたルールであって、「凡人」にこそ理解できるものでなけ
 
 

・学習の段階の構造化

学習段階を以下のように分けました。
 
①法的な見方や考え方を知る(基礎を学ぶための前提知識を得る)
②各科目の全体像を眺める(どんな制度規定があるかを学ぶ)
③各科目の関係性や各科目特有の視点を学ぶ(個別科目の前提理解を得る)
④各科目の条文内容(要件効果・趣旨・定義)を学ぶ・覚える
⑤①~④を使う練習をする(主に短答式試験問題の演習)
⑥①~④を使う練習をする(主に論文式試験問題の演習)
 
以下、各段階で具体的に何をするか提案します。
 

・①法的な見方や考え方を知る(基礎を学ぶための前提知識を得る)

 
ここでは、法学のコンパス1を使って必要な情報をインプットしてもらいたいと思います。まだ何が何だかわからないかもしれませんが、ここで得る情報が法律学習の基礎の基礎になります。つまり、合格するその瞬間のみならず、その後まで必要な大切な情報です。
 
 

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・②各科目の全体像を眺める(どんな制度規定があるかを学ぶ)

ここは、出来るだけ早く全ての科目を傍観することがカギになります。理解できなくても何ら問題ありません。おそらく、難しいでしょう。将来の急成長を実現するための下準備と考えておいてください。例えるなら、お弁当を作るための弁当箱を準備すると言った段階でしょうか。おかずなどを詰めるのはまだ先です。
この段階で初めて予備校の基礎講座を受講することを検討されてください。
※基礎講座はここで!
理由=①圧倒的安さ②スキマ時間で進められる圧倒的短さ
→講座の受講はこの程度でいいです。知識を深めるのは、自分の努力しかありません。ABprojectのサービス利用者の方にもスタディングの講座を受講されている方は少なくありません。特に社会人受験生にはおススメ!

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・③各科目の関係性や各科目特有の視点を学ぶ(個別科目の前提理解を得る)

ここから、いよいよ本格的なインプットに取り組むことになります。
まずは、法学のコンパス2を読むことをおススメします。これは、法学コンパス1法律学全体に渡る基礎基本を意識していたのに対し、より個別法にスポットを当てた内容になっています。
個別法を学ぶとその情報量の多さに圧倒されると思います。そこで挫折しないためには、自分なりに情報処理の指針を持ち、能動的なインプットを行うことがカギになります。
 
 

法学のコンパス2~各論~(全40ページ)販売します

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・④各科目の条文内容(要件効果・趣旨・定義)を学ぶ・覚える

ここは、しっかり時間をかけて取り組む必要があるところだと思います。ここで得る知識が①~③で得た骨組みをより強固なものにし、かつ、それに肉付けをするものとなるからです。
この辺りから知識の復習を兼ねた問題演習を少しずつ取り入れていくといいと思います。正解不正解はともかく、学んだ知識を「どう使うか」を知ることが大切です。使い方が分かるから、どう学ぶべきかがわかるのです。この段階になると、①や③で学んだこともだんだんと実感を持って理解できるのではないかと思います。「異なる科目を学びながら、異ならない共通項を見抜けるか」が、膨大な知識を処理するカギになります(①③が必要なのは、このためです)。
学習の手段としては、基本書等を読むでもいいですし、予備校の基礎講座を復習するという方法でもいいと思います。
※再び紹介

・⑤①~④を使う練習をする(主に短答式試験問題の演習)

ここは、④と並行しながら進むことになると思います。過去問演習が特に大事です。過去問演習をするときは、六法を引きながら問題を解くのがおススメです。計算をするときにそろばんを使うのと同じ要領です。法律問題を解くときに自然と脳内に六法が思い浮かぶようになると、正答率が安定し、かつ、早く解けるようになってきます。
過去問演習をする意義の一つに「インプットの濃淡をつける」という点が挙げられます。つまり、過去問で出題された知識を学ぶという姿勢でインプット学習を行うことで自然と重要な知識を繰り返し学ぶことができるのです。④では、全体をある程度満遍なく学ぶことになりますが、⑤ではより的を絞って深く学ぶことになります。
※「基礎基本に沿った深い理解を得たい」合格サポートは、そんな方に寄り添います。
 
 

司法試験・予備試験の合格徹底的にサポートします

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・⑥①~④を使う練習をする(主に論文式試験問題の演習)

⑤の段階に入ったら、早めに⑥にもチャレンジできるといいですね。最初は書けなくても全然問題ありません。ネットなどで手に入る合格答案を写経するだけの勉強でも十分です。
写経を通じてある程度書き方を学んだら、過去問演習を徹底的にやりましょう。一回だけでは足りません。三回だけでも不十分です。試験日がくるその時まで徹底的に解きまくります。解けば解くほど味が出る、するめのような良さが過去問にはあるからです。
答練を受けたがる方は多いですが、答練は、下記の目的でのみ利用することをおススメします。
 
・初見の問題でも制限時間内に起案できるように練習したい
・点数を見てある程度客観的に自分の実力を把握したい
・添削を受けたい
 
いずれにしても、過去問がある程度制限時間内に解けるようになっていることが前提になります。途中答案では点数が付かないのは当然ですし、明らかに出来の悪い答案しか書けないようでは、添削も十分にされないからです。
 
※ABprojectは過去問の添削指導が中心です。「基礎基本から書ける」よう徹底的に丁寧に添削します。
 
 

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※「いきなりフルスケールの論文式問題は厳しい」という方向けに短文形式の問題も用意しています。
 
 

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※答練はこちらがおススメ!
私自身は、LECの答練を利用していました。ゼミ仲間がLECの答練を受けており、一緒に問題検討などをすることができたからです。
もちろん、スタディングの答練もいいと思います。
 
 
・まとめ
 
以上になります。法律学習は、螺旋構造的に進んでいきますから、時に①~⑥を行き来することもあると思います(法学のコンパス1参照)。しかし、同じように行き来しても、そこで気付くこと見えることは、少しずつ変化していきます。それが法律学習における成長のサインと言えるでしょう。