予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

法学基礎力を上げる方法 あなたが不合格になった理由

・法学基礎力とはなにか?

 
法学基礎力とは、「法律の基本的な知識(要件効果・趣旨・定義)に基づいて法律論を組み立てられる能力」のことだと考えています。
よって、法律学習において「基礎を固める」という場合、要件効果・趣旨・定義を正確に暗記する(インプット)こととそれに基づいて考える訓練をする(アウトプット)ことが要になります。
 

・伸び悩みの原因

 
「当たり前のこと」だと思われるかもしれませんが、現実にはこれが出来ていない受験生や法学部生、ロー生が大半であります。だから、伸び悩むのです。
 
判例のインプットが足りないとか、演習不足とか、能力が低いとか、色々な言い訳を聞きます。確かに、表面的にはそのような点が強調されているかもしれません。しかし、私自身がこれまで数々の添削指導を通じて感じたことは、「原因はもっと根本的な部分にある」ということです。
 
「『当たり前のこと』を当たり前にする意識」が足りていないのです。別の言い方をすれば、それを「知らない」のです。教えてもらっていないのですから、当然かもしれません。「要件効果・趣旨・定義が大事!」とは言われても、「それがどう大事なのか?」を経験させてもらえていないのであれば、知らないのと同じです。
難しい判例、ややこしい法制度に骨が折れる経験は法律学習者なら誰もが経験するところだと思います。しかし、そこでつまづくのは、それ以前の部分でつまづいているからです。「『当たり前のこと』を当たり前にする意識」が根付いていれば、少しずつでも理解は進んでいきます。法学とはそういう分野です。法律は、本来一般国民のために設けられたルールであって、「凡人」にこそ理解できるものでなければならないからです。
 
多くの方はそれに気づいていません。だから、伸び悩み続けるのです。
 

・従来の法学教育は問題だ!

 
独学で上手く進められない方が向かう先は、大学やロースクール、予備校ですよね。それ自体は、いい選択肢だと思います。自分一人で路頭に迷っているよりも、遥かに効率的に進められる可能性が高いでしょう。
 
しかし、現実には学校に行っても、なお、路頭に迷い続ける方が少なくないようです。そこには、従来の法学教育の問題点があるからです。
 
問題点1:知識を平易な言葉で伝えるだけ
法学基礎力とは何か、すでにお伝えしました。それを習得するには、経験が必要であることもお伝えしました。
 
従来の法学教育は、「経験させる」という過程を軽視しすぎているのです。人気のある講義は、難解な法知識を平易な言葉でわかりやすく伝え、勉強へのモチベーションを高めてくれます。しかし、「あーわかった!」で済むのは、大学受験まで、あるいは誰でも取れる資格試験のレベルまでです。
 
難関試験を突破したいなら、自分で考えて解けるようにならないとダメなのです。何度もトライ&エラーを繰り返しながら、「自分で解く」という経験を積んでいかないとダメなのです。
高い授業料に見合う対価を提供できていない講義・講座が多いのです。
(もちろん、講義内容自体は素晴らしいというクラスは多いと思います。ただ、法学基礎力を身につけるという意味では・・・という観点から考えるとどうでしょうか?という問題提起です)
 
問題点2:難解な論点に時間をかける
法律学習の華と言ってもいいでしょう。難解な論点の学習です。勉強意欲がある方ほどやりたがります。すると、教育を提供する側もそこに注力しがちです。教育を受ける側のニーズに応える教育が「評価される」からです。また、教育を提供する者の多くは、昔から「秀才」「天才」と呼ばれてきた人ばかりで、難解な議論を好む人が多いからです。
 
しかし、法学基礎力がない学習者が難解な論点に取り組んでも挫折するだけです。これは多くの方が理解しているはずです。にもかかわらず、毎年多くの人が現実に挫折しています。司法試験の採点実感等でも毎年のように典型論点すら理解していないことに対する驚きが示されています。
つまり、伸び悩みを生む教育が繰り返されているのです。不可避的に挫折者を生産してしまう教育に歯止めがかかっていないのです。
 
難解な論点に取り組む前に、法学基礎力を付けなければなりません。地味で不人気な取り組みかもしれませんが、それを軽視する従来の教育法から脱却することが必要です。
(ちなみに、法学基礎力が身につけば難解な論点を自分で理解することができるようになります。難解な論点も結局は基本的な知識の積み重ねにすぎないからです。積み重ねるうちに話が複雑になり、難解に見えてくるだけなのです。)
 

・ではどうするか?

 
繰り返しになりますが、「法学基礎力を付けましょう」ということになります。要件効果・趣旨・定義という基本知識にこだわってインプットを進め、そこで得た知識をどう使うのかをアウトプットで訓練していきます。
 
ABprojectは、知識の密度に特にこだわって指導します。知識の量ではありません。
 
どういうことか?
 
「学説を知らないから解けない」「判例を知らないから解けない」という状態を「知らないけど、自分なりにこう考えたら合格点に到達できた」という状態に変えていくことを目指します。
 
きちんと法律を学ぶとわかることなのですが、科目(法律分野)に関わらず、法律論の基本的な骨組みは、共通しています。
 
・法的な見方や考え方
・法律家としての感覚(リーガルマインド
 
です。これらは、法の目的である「正義公平」の理念を実現するために不可欠だからです。その上に、要件効果・趣旨・定義といった基本的知識が肉付けされています。
 
法律論というのは、結局のところ、これらのパーツの組み合わせによってその骨組みができているにすぎません。学説や判例は、その骨組みにいかに肉付けしたかという結果の話です。骨格は似ていてもその肉付けの仕方でまるで違う人間が出来上がるのと同じだと思います。
 

・知識の密度

 
・法的な見方や考え方
・法律家としての感覚(リーガルマインド
 
知識の密度を上げるのに不可欠なのです。従来の教育では、基本的知識のインプットの中から自然と学ぶべきものだと考えられてきたようです。しかし、それができるのは、元々の能力が高い人、地頭がいい人だけなのだろうと思います。
なぜなら、現にこのポイントが体得できず伸び悩む法学習者が多いからです。また、何よりも私自身わからなかったからです(笑)。
 
悲しいことに法律の世界には、もともと頭のいい人が多いです。頑張ればできてしまう人ばかりの環境下で、凡人に寄り添う教育法が開発されなかったことはやむを得ないでしょう。
 

・ABprojectの基礎力向上戦略

 
さて、愚痴はこの程度にして・・・。
繰り返している、要件効果・趣旨・定義という基本的知識に加え、法的なものの見方や考え方、リーガルマインドという感覚を身につけることがABprojectが提案する基礎力向上戦略です。
知識偏重の学習から、感覚を大切にする「楽しい法学習」へシフトしませんか?
 
法的なものの見方や考え方、リーガルマインドはこれで学びましょう!!
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