知識があっても理解が伴わないのはなぜか? 練習の大切さ
基礎知識を深める
ABprojectでは基礎基本を徹底的に追及するスタイルで添削指導を進めています。
ただ、受講生に多いのは、「知識はあるけど、理解がない」という状態です。
基礎力を高めていくためには、単に知識があるだけではダメです。
それを深めていかなければ。
それをどうするかが今回のテーマになります。
結論から申し上げます。
「知識はあるけど、理解がない」状態にとどまっているのは、知識の使い方を知らないからです。
多くの方は、法律を学ぶ過程で個別の法知識の使い方に触れているだけです。
使い方を学んでいるように見えて、実は、法律問題の解決過程や論理を覚えているだけなのです。
既知の論点なら解けるけど、未知の論点にはさっぱり手が出ないという経験はありませんか。
知識の使い方を知るとは、法律論全般に共通する論理の組み立て方を知るということです。
これがわかると、既知の問題はもちろん、未知の問題も自分の持っている知識を使いながら、自分の言葉で解決に導くことができるようになります。
法律家や研究者らが日々仕事ができるのは、知識の使い方を知っているからに他なりません。
ということは、法律学習者が学ぶべきことは、知識だけではなく知識の使い方だということになります。
そのことに触れたのが「法学のコンパス1・2」です。
基礎知識を深める練習
ただ、一つ問題があります。
法律の使い方は、説明されてすぐにわかるものではないということです。
例えば、ハサミをイメージしてみてください。
紙を切るだけならすぐに出来るかもしれません。
しかし、他人の髪を切る、紙を切って芸術作品を作るなど、その難易度が上がったらどうでしょう。
その奥深さに気付くはずです。
説明されるだけでは理解できないことがありますよね。
時にじっくり練習に取り組む必要もあるかもしれません。
法律学習でも同じです。
テキストに書いてある内容をかみ砕いて理解するためには、基本知識を前提とした反復練習が不可欠です。
「条文(要件・効果)、趣旨、定義」を知り、「解釈技術」を学びながら、実際に問題を解いてみましょう。
その過程でわかってくることがあります。
その過程でわかったことは、テキストの内容を理解するのに役立ちます。
条文を自分の力で解釈し理解できる能力は、テキストの行間を読む力に直結するからです。
それをサポートするのがこちらのサービス。
圧倒的に丁寧に添削指導を行います。
そして、添削指導を通じて身につけた見方・考え方などを基に、教科書の内容を条文に従ってきちんと整理できるようになってもらいたいと思っています。
「基礎知識を深める」経験を増やしてもらいたいです。