民法課題テスト⑧解答発表 法学初心者でも予備試験・司法試験に挑戦しよう!!
先日聞いた話です。
予備試験の受験者数は年々増えており、2020年は出願者数がついに1万5000人を超えたそうです。コロナウイルスの影響で試験自体どうなるかわからない状況になってしまいましたが、なかなか大きなイベントになってきました。個人的な意見を一言申し添えるなら、1万5000人中半分以上は合格の可能性がない人達だと思っています。
失礼な話かもしれませんが、恐れずにチャレンジしてほしい、きちんと基礎力を身につければ勝負になる試験であるということがお伝えしたかった次第であります。
さて、昨日は、法学の世界と他の分野では共通する部分があるというお話を書いたのですが、それに関連して先日聞いた話を一つ。
その方は、医師免許を持っているお医者様で将来医療訴訟がしてみたくなったという理由で弁護士を目指し、予備試験の勉強を始めたそうです。「してみたくなった」というのが何とも解せぬところですが、一生懸命勉強されているのであれば動機は何でもいいでしょう。
その方曰く、病名の診断?と条文の適用はよく似ているのだそうです。どのような症状がその病気の特徴かという理解を前提に患者さんの症状を見て病名を特定する過程と法定要件の理解を前提に問題文の事実をあてはめていく条文適用の過程は確かに同じ類のものかもしれません。
法的三段論法的な考え方は、色々なところに転がってますからね。皆さんも探してみてください。
では、民法課題テスト⑧の解答と出題者の一言です。
まだ問題を解いていない方は下記リンクへ!!
問1→○
(出題者の一言)短答式問題に解答する場合、私的自治の原則による場合を除けば、「条文に書いてないことはできない」という方針で解答して大丈夫だと思います。問題文に振り回されないよう「ブレない判断基準を構築すること」がインプットの目的です。
問2→×
(出題者の一言)市販の問題集の解説は「最後の一手」についてしか言及していないことが多いですよね。それがわかったところで理解としては不十分です。短答式問題は「詰め将棋」なのです。
問3→○
(出題者の一言)条文を素早く正確に引ける能力は、合格者に必須の能力だと強く思います。わからないとき、「まず教科書に手を伸ばす人」ではなく「まず六法に伸ばす人」が実力を伸ばす人だと思います。
問4→○
(出題者の一言)予備試験・司法試験受験生が嫌いな民法の分野トップ3には入るであろう「法定地上権」の問題です。難しく考えず、要件にあてはめれば正解にたどり着けるはずです。
問5→○
(出題者の一言)その問題のテーマは何なのかを見極める目を持ちたいですね。市販の問題集の中には、問題文を表面的になぞって分野分けをしているものも多いです。本問のポイントは抵当権のように見えて・・・。
課題テストの添削は下記リンクへ!!
法学初心者の方、必携!!身につけるべき知識の指針が全て詰まっています!!
次回課題テスト⑨は2020年8月3日!!
テスト範囲は以下の通り。
(2)非典型担保
・非典型担保とは
・譲渡担保とは
・譲渡担保の法的性質
・譲渡担保権設定者と第三者との関係
・所有権留保とは
・仮登記担保とは
21・人的担保
・保証契約とは
・保証人の求償権
・連帯保証とは
・共同保証とは
・個人根保証契約とは
・不可分債務及び不可分債権並びに可分債務及び可分債権
・連帯債務とは