予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

法を学ぶ過程での反省(1)

予備試験・司法試験の受験勉強を通じて気づいたこと

前回(2019年6月23日の記事)は、私の極めて個人的な話をしてしまいました。

共感してくださる方が一人でもいらっしゃれば、この上ない喜びでございます。

 

さて、そんな何気ない話ですが、今思えば結構重要なポイントを含んでいます。

私が面白いと感じていた点は、法学の基礎基本そのものだと思うからです。

まず、ジクソーパズルのような面白さという点。

これは、法的三段論法を徹底することによって、導かれるものです。

「法的三段論法」というワードは、法学を学んだことのある方なら、誰でも一度は耳にしたことがあるワードだと思います。

法を扱うイロハのイに当たるものであります。

が、これができていない人が多いんです。

現に予備試験・司法試験を受けてますという方でもこれを理解できていないあるいは少し難易度が高い問題にあると途端にできなくなってしまう人がいます。

言わずもがなですが、法的三段論法をいついかなる時も徹底できなければ、予備試験・司法試験に合格することは、不可能です。

逆にこれさえできれば、予備試験・司法試験の合格は、ほぼ手中に収めたものと考えてもいいでしょう。

毎年法的三段論法をマスターできていない受験生が相当数存在し、そのような受験生が勝手に自滅していく結果、法的三段論法をマスターしている受験生が相対的に合格していくからです。

私自身、法的三段論法ができると思い込んでいた間は、試験の成績も全然振るいませんでした。

これは、論文のみならず短答も含めてです。

おそらく、法的三段論法という枠組みを頭の中に定着させられていなかった結果、いくら勉強しても法的知識の整理ができておらず、また暗記した法的知識を使いこなすこともできていなかったということでしょう(短答式試験で苦労している方、ぜひ参考にしてみてください)。

 

それが法的三段論法をマスターするということを徹底した結果、法の面白さを再認識すると同時に、成績も急上昇していきました。

予備試験の合格は、法的三段論法の修得により達成できたと言っても過言ではないと思います。

「法的三段論法なんて初歩的なことは、当然わかっているよ」と思いつつも、試験の成績が振るわない方は、要注意です。

灯台下暗しといいます。

また、「結構勉強してきたんだけど、なかなか成績が上がらないんだよなー」という方も覚悟を決めて法的三段論法の見直しに注力すべきだと思います。

私自身何度も予備試験に不合格になりました。

自分なりに勉強を重ねているつもりではありましたが、なかなか結果が出ず、「才能がないのかな」と思い悩み、諦めかけていました。

才能がないのは、正直事実だとは思いますが、それでも合格を諦めきれませんでした。

そこで、どこかで聞いた「基礎基本を修得すれば予備試験にだって受かる」的な教えにすがり、それでだめならもう諦めようと覚悟を決めて取り組んだのが法的三段論法の徹底です。

もっと早くやっておけばという深い深い反省とともに、起死回生の逆転打を生み出す大きな決断となりました。