短答対策は今すぐやめてください 見栄えよく整理された予備校講座の弊害に注意
結局合格するのは「法律問題」の解き方を知っている受験生!!
今回のテーマは、短答と論文です。
よく短答対策とか論文対策とかいう言葉を聞くと思いますが、そもそも短答と論文をそれぞれ別に対策しなければならないと考えるのがナンセンスです。
知識面で言えば、短答で問われる知識が論文でも聞かれることがあります。論文で学んだ知識が短答で問われることもあります。「短答プロパー」とかいう予備校講師もいますが、そもそも短答プロパーな知識は重要度が低いので覚えなくてもいいです。それを知らなくても不合格になることはないので安心してください。
もっと大事なことを言うと、短答は論文のミニチュアです。やること自体は、変わりません。論文式試験で安定していい答案を書く受験生は、短答でも正答率が安定しています。これは単純に知識の量ということではなく、正しい法的思考が出来ているかということが大きく影響していると考えられます。
正しく法的思考が出来ていると、当然論理的な間違いは少なくなりますし、自分の力で妥当な結論を導ける確率も高まります。そのため、仮に短答式試験で知らない知識を問われても、何とか正答を選ぶことくらいはできるのです。100%ではないにしても、合格率を下回ることはないでしょう。
逆に短答で正答率が安定している人はどうでしょう。短答を知識の量で乗り切っている人は、論文で苦労します。他方、短答を通じて知識だけでなく基本的な法的思考をも学ぶことが出来た受験生は、スムーズに論文も突破していきます。予備試験では「短答の出来はかなり悪かったけど、論文突破できました」という受験生が少なからずいます。そのような受験生を見ていると短答後論文試験までの間にぐっと伸びるケースがあることに気づかされます。
目先の違いに流されず、本質を見極めている受験生は短い期間に突然変貌を遂げるのですね。予備試験・司法試験本番まであきらめずに勉強すべきと言われる理由の一つにもなるでしょう。
参考までに以下のリンクをどうぞ!!
さて今回のテーマは、短答と論文でした。
以下の添削例は、添削の最後に付されている添削者からのコメントです。ABprojectでは、毎回添削者からのコメントが載せ、モチベーション維持に役立ててもらっています。コメントの中で短答と論文の関係性について言及されていることにも注目です。
商法・会社法の分野は、なかなか理解が難しい論点も多いかと思いますが、根気強く基本から考えていけばいつかはわかる時が来ると思います。短答問題なども使ってコツコツ知識を増やしていきましょう。
引き続き、答案の型、特に条文の使い方を覚えることに注力してほしいと思います。答案を見る限り、論文式の問題が手に余っているような印象を受けます。短答式の短い問題を論文式で解答するというようなトレーニングをするといいかもしれません。短答も論文もそのスケールや視点に違いがあるだけで、その本質に大差はないので。
頑張ってください!!