予備試験に合格した私だから伝えられる!法学の基礎基本!

予備試験・司法試験の合格を目指していた私が法学の基礎基本とは何か…ということに悩み苦しんだ結果、たどり着いた答えを書き綴っていきたいと思います!難しい論点を解説しようとはしていません。法律の資格試験に合格するのに必要なことは法学の基礎基本を見極め、理解することだけです!

予備試験短答はこれでクリア! 六法を使った短答学習法

この学習法の目的

 
とにかく六法をたくさん引く。
短答問題を題材にしながら、法律の構造や仕組みを学ぶ。
短答学習を単なる暗記時間に終わらせず、法的思考の養成につなげる。
予備試験短答合格後、スムーズに論文合格につなげられるように準備する。
 

この学習でどんな自分になるのか?

①頭の中に六法のイメージを持てるようになる
たくさん六法を引くと、自然とそのイメージが脳内に植え付けられていきます。それは、まるで計算の早い人が脳内でそろばんをはじいているかのようです。
 
②答えだけでなく、その導き方を極められる
正誤を判断できるかどうかも大事ですが、それだけでは不十分です。「条文から」正しい法的思考に基づいて答えにたどり着けるようにならなければいけません。「初見の問題に弱い」受験生は、これが出来ていません。
 
③短答知識を論文で使えるように整理できる
短答をクリアするだけでは、予備試験に最終合格することはできません。ただ、いざ短答と論文の勉強を両立しようとすると、勉強量が大変なことになります。短答で学んだことをそのまま論文でも使えるように意識しながら、勉強していくことが大切です。六法と法知識を密にリンクさせることで、それが可能になります。短答知識さえあれば、ある程度の合格答案は書けます。
 
④論文で戦えるだけの問題分析力を備える
「何を書いたらいいかわからなかった・・・」は論文不合格者あるあるです。それは、単に目の前の具体的事実関係を条文から整理することが出来ていないことが原因です。短答の問題は、比較的それがやりやすい。短答問題を条文からきちんと整理する術を学べば、論文で戦えるだけの問題分析力の基礎を作ることが出来るでしょう。
 
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具体的な学習法

 
最低同じ短答問題集を5周する
 
1周目:問題文を一読する→すぐに解説を読んで該当条文(何条の何項か?)をチェックする
※問題を解く必要はありません。その問題と条文をリンクさせるだけでオッケーです。わからなくても大丈夫。最初の目的は、とにかく条文に数多く触れること。問題によっては、該当条文がないこともあります。そういう時もあるんだな、と思ってもらうだけで十分です。
 
2周目:問題文を一読する→すぐに解説を読んで該当条文の文言までチェック
※問題を解くにあたり、条文のどの文言が問題となっているかをチェックすることが目的です。まだ解けなくても大丈夫。2周目のうちに、「条文にはなんて書いてあるんだろう?」という疑問が浮かぶようになればオッケーです。
 
3周目:問題文を読む→解答する→解説を読みながら条文の文言の意義までチェック
※ここでは、文言の意義まで踏み込んで勉強します。3周目くらいにいなると、「この問題前にも解いたな」という問題が増えてくると思います。それくらいの認識を持てていると、文言の意義など細かい部分の暗記もスムーズに進むようになってきます。
ちなみに、条文素読という勉強法があります。条文をただひたすら読むという勉強です。条文素読をしたい人は、これくらいの段階でやってみるといいと思います。条文の読み方もある程度分かってくるはずなので、少しは楽しめるでしょう。ただ読むだけでなく、関連条文を思い出してみたり、共通する文言を探してみたり、楽しみながら読むことがポイントです。
 
4周目:問題を本番さながらに解いてみる→復習
※もうだいぶ知識が入ってきたはずです。点数は問題ではありませんが、制限時間を意識しながら解いてみてください。
肢別問題集を使っている人は、5肢を最低2分以内で解けるように頑張りましょう。
 
5周目:問題を六法を使いながら解説してみる→自分の盲点に気付く
※5周してもまだ覚えきれていない知識・理解が不十分なポイントは、意外とあるはずです。それを見つけ出すことがここでの目的です。また、予備校本等の解説では、紙幅の関係上内容が不十分なこともあります。そんなところにも気付けるようになれると望ましいですね。
 
6周目以降:自分の弱点を中心に解く
※5周目までで覚えきらない問題は、相当苦手な問題と思われます。弱点克服に努めましょう。あとは、時間制限対策も忘れずに。本番は意外と切羽詰まると思いますよ(特に民事系、刑事系)。
 

まとめ

論文対策も大切ですが、どうやら短答の成績と論文の成績は相関関係があるようです。私自身は当然のことだと思っていました。その法律問題としての本質は同じだからです。本質が分かった人は強い。「法律問題の本質」を見極めて、加速度的な成長を実現してもらいたいと思います。