憲法課題テスト開始直前企画 勉強しているのに頭に残らないあなたへ
なぜ「法学のコンパス」は注目されているのか?
ある脳科学の研究者が学生たちを対象に記憶に関する実験をしました。
その実験では、ストーリーがハチャメチャな架空の話を聞かせどれだけ正確に覚えているかということが調べられました。
そこで分かったことは、主に以下の4点です。
①脳の「枠組み」に沿わないものは忘れる
②長期記憶は適宜修正されながらインプットされていく
③未知の知識は既知の知識に置き換えてインプットされる
④記憶は論理的に整理して脳にインプットされる
順にみていきましょう。
まず①についてです。
人間はそれぞれ物事を認識する「枠組み」のようなものを持っていて、それに当てはまるものは、理解・記憶がしやすいようです。例えば、電車での移動について話をする際、行ったことがない場所の移動に関してよりも、よく知っている地元の電車移動の話の方が記憶に残りやすいと思います。
次に②についてです。
長期記憶を得るためには、記憶を脳にとどめやすいように整理する必要があります。覚えやすくするということの他、次の記憶をインプットするためのスペースを作るという意味合いもあるのでしょう。その際、脳は自分が記憶しやすいように記憶を修正しているようなのです。これは、無意識の作用です。
次に③についてです。
これも覚えて起きやすくするための脳の工夫だと思われますが、未知の知識を既知の知識に置き換えてインプットしてしまう傾向が実験から明らかになっています。①の枠組みの話と同様に、脳は今ある素材を最大限有効活用して効率化を図ろうとしているもようです。もっとも、これは記憶の不正確さにつながりかねない危険があります。
最後に④です。
脳は論理的な流れを意識してインプットした情報はもちろん、非論理的にインプットした情報でもそれを記憶する際には自分なりの論理をもって整理する傾向があるようです。記憶の整理という意味では望ましいと思いますが、自分本位な解釈・論理が先行してしまっては、インプットの正確性に欠けてしまうかもしれません。
こうした点から見ると、インプット学習をする際に大事なことは、
「インプットの枠組みを既知の知識として備えてから、たくさんの情報に触れること」
だと思います。
最初に枠組みが出来ていればスムーズにインプット学習を進められます(①より)。既知の枠組みが正確になっていれば、脳による記憶の自動修正は、大幅な間違いを起こしません(②④より)。未知の記憶も既知の枠組みを元にとらえることができれば、理解の負担が減るというメリットだけでなく(意識の話です)、脳による記憶の置き換えが発生した際も、大きな問題は起こらないと考えられます(③より)。
私自身、予備試験の短答式試験に3回ほど落ちているわけですが、その敗因は、闇雲に教科書を読み進めたことにあったと思います。
「繰り返せば記憶は定着する」と言われていますが、記憶を定着させるための「何か」がなければ、それは実現できないのだろうと思います。ただ、悲しいことに予備試験・司法試験界には勉強が得意な方がたくさんいるため、受験勉強開始段階ですでにその「何か」を持っている方が多数いらっしゃいます。
自分もその一人だという「誤った前提」で勉強を進めても、思うような結果が出ないのは当然でしょう。
「法学のコンパス」は、脳の中に法学習のための枠組みを作るというコンセプトを元に作成しています。わずか7ページ程度の短い文書ですが、全ての法学習に活用できるヒントだけをコンパクトに詰め込んでいます。
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ではまた、2020年9月18日開始の憲法課題テストでお会いしましょう!!
ー本格的な実践練習が答練の目的!!ー
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