刑法課題テスト④解答発表 瞑想の勧め
なぜ自分のしていることに自信が持てないのか?
結論から言ってしまうと、過去の経験によって形成された自分自身の「影」が影響していると考えられます。
自分自身の「影」は、無意識下にあるので、その存在を自分で感じ、どうにかすることはできません。つまり、自分のしていることに自信が持てない原因を特定し、意識的に解消することは不可能と言えます。
しかしながら、無意識と意識のバランスをうまく調整できれば、その「影」をわずからながら小さくすることはできるようです。
その方法が「瞑想」です。心穏やかに呼吸し、自分の中に渦巻く色々な思考や感情を流れに任せて感じることができれば、それまで無意識の中に閉じ込めていた何かが意識の中に現れ、そしていつしか消えていきます。
ここで大事なのは、「消す」のではなく「消える」という感覚です。「自信を持つ!!」と意識するのではなく「自信が湧いてくる!!」感覚を待つのです。あせらず、ゆっくりと自信が湧いてくるのを待ちましょう。自信のあるなしは、試験の合否に直接影響しません。
勉強を続けることは、意識の優位性を強めることになり、その結果、意識と無意識のバランスが崩れる危険性が高まるという問題があるように思います。法律論と同じく、何事もバランスを失するのは、よくありません。瞑想をして、自信が湧いてくる「いいバランス」を見つけましょう。
では、刑法課題テスト④の解答と出題者の一言です。
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問1→○
(出題者の一言)「誰を基準に判断するか?」「何を判断の基礎事情にするか?」というのは、何かを判断する時いつも問題になることですよね。実は。法律を学ぶと、日々の何気ない行動をきちんと分析できるようになります。
問2→○
(出題者の一言)共犯問題は刑法の最難関と言ってもいいかもしれません。たくさんの学説や事案の複雑さに惑わされず自分の結論が出せるよう、共犯問題の「思考構造」を頭に叩き込めるか否かがポイントです。
問3→×
(出題者の一言)共犯というのは、単独犯の例外規定ですよね。例外を認めるには、それを根拠づける理由が要ります。一部実行全部責任は、例外を基礎づける理由になります。因果的共犯論もそうですね。条文相互の関係性は、刑法でも大事です。
問4→×
(出題者の一言)要件は正確に。少し事案が変わるだけで正解率がグッと下がってしまう方は、勉強の仕方が間違っているかもしれません。
問5→○
(出題者の一言)罪数の問題は、予備試験・司法試験の論文問題でも必ず問われますから、確実にマスターしておきましょう。わずか1点ほどの話ですが、1点を疎かにする者は1点に泣きますよ。
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次回の刑法課題テスト⑤は2020年8月31日!!
テスト範囲は、下記の通り!
7・生命や身体の安全に対する罪
・生命身体に対する罪の客体
・人の始期と終期
・殺人罪とは
・殺人予備罪とは
・傷害罪とは
・傷害致死罪とは
・同時傷害の特例とは
・暴行罪とは
・過失致死傷罪とは
・堕胎罪とは
・堕胎罪の種類
・遺棄罪とは
・遺棄罪の罪質
・遺棄罪の種類