刑法課題テスト② 3日坊主でいいじゃないか!
「断続は力なり」だと思います
「継続は力なり」という言葉がありますが、「継続」することのプレッシャーに押し潰されて、肝心の勉強の質が著しく低下していませんか?冒頭のタイトル「断続は力なり」は、決して漢字を間違えているわけではありません。
「3日坊主」はダメなものというイメージが一般的だと思いますが、「3日」続けられたらなかなか大したものだと思います。その「3日」を断続的にでも続けていければ、いつか、3日が、4日になり、4日が5日になっていきます。
肝心なことは、続けることよりも始めることではないですか。
「継続は力なり」の根底にある「止めなければいつかできるようになる」という考え方は、半分正しくて半分間違っていると思います。やればいいってものではない。きちんとやらないときちんとした成果にはつながらないと思います。そう思うと、「継続」という言葉がまたプレッシャーをかけてきますね。。。
今日一日、目の前の一問、きちんとできたら「よし!」と思える自分を大事にしましょう。
課題テストは、一回わずか5問しかありませんが、これは「誰でも」頑張ればこなせそうな分量に設定しているからです。
一問入魂してほしいです。3日坊主になってもかまいませんので。
では、刑法課題テスト②の問題を発表します。
○注意書き
・参照可→六法等
・制限時間なし
・解答は記述式
・記述の構成要件→①正誤②条文の適示③問題となる要件④問題の所在
・5問中4問正解で合格
問1
甲が自動車を運転中、歩行者Vを跳ね飛ばして自動車の屋根に跳ね上げ意識を喪失させたが、Vに気付かないまま走行を続けていたところ、同乗者乙がVに気付き走行中の自動車からVを引きずりおろして路上に転倒させた。Vは頭部挫傷により死亡したが、その死因が甲・乙いずれの行為によるものかは不明であった。この場合、乙の行為は経験則上普通に予想できるところではないから、甲の行為とVの死亡の結果との間に因果関係を認めることはできない、とするのが判例の立場であり、危険の現実化説の立場からしても同じ結論をとりうる。
(正誤)
(理由付け)
問2
判例の立場によると、不作為犯における不作為と結果との間に刑法上の因果関係を認めるためには、不作為の後に結果の発生が認められることで足り、期待される作為をなしたとすれば結果を避け得たことが合理的な疑いを超える程度に確実であったことまでは必要とされない。
(正誤)
(理由付け)
問3
甲及び乙が金属バットでVを執拗に攻撃し、辛うじて逃走したVをさらに痛めつけるために追走したところ、Vは、甲らから逃れようと左右を確認しないまま交通量の多い車道を横断しようとし、走ってきた自動車に轢かれて死亡した。この場合、通常予想しえないVの危険な行為が介在しているから、甲らの実行行為とVの死亡との間に因果関係を認める余地はない。
(正誤)
(理由付け)
問4
甲が殺意をもってVを狙い拳銃を発射したところ、弾丸はVに命中せずにVが所有していた自動車に命中した。判例の立場によれば、この場合、器物損壊罪は成立しえない。
(正誤)
(理由付け)
問5
甲は、殺意をもって乙の首を絞め、乙が気絶したのを見て既に死亡したものと誤信し、乙を崖から落としたところ、乙は崖から転落した際に強く頭を打ったことにより死亡した。この場合、甲には殺人罪が成立する。
(正誤)
(理由付け)
解答は、明日2020年8月22日発表!
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